我が家では、アウトドア料理といえば炭火焼きBBQやダッチオーブン料理が定番です。ビール片手に肉・魚・野菜など、炭で焼いて食べれば抜群に旨い。
今回は少し趣向を変えて、燻製作り。スモークハウス燻家という、ダンボール製のスモークキッドを使って美味しいおつまみを作ります。
キャンプ場、自宅ベランダでダンボールを使った簡単スモーク料理にチャレンジしてみましょう。
〜 Contents 〜
スモークハウス燻家
今回はスモークハウス燻家という、ダンボールでできた安い燻製キットを使います。スモーク作りに必要なものが最初から全て揃っているので、初心者にはオススメですよ。
ダンボール本体の他、金網・スモークウッドなど必要なものが全て用意されています。
組み立て
本体には組み立て方法がわかりやすく書かれてありますので、この通りに組み立てていきました。
底面。突起部分を、切り目へ差し込みます。
4箇所、全て差し込んだら裏返す。
この4つの突起を内側へ折り込みます。
こんな感じ。これで底面は完了。
次に、付属の金棒2本を差し込みます。
そこへ金網を設置。
蓋を閉じれば完成です。
食材の準備
作り方がダンボール箱の側面に書かれてあります。初心者の方は、食材を買うだけで直ぐに燻製作りをスタートすることができますね。
タコとホタテ
しかし、折角なのでスーパーマーケットでゆでダコと蒸しホタテを買ってきました。
タコは軽く水洗いしてからキッチンペーパーで水分を拭います。そして、ピチットシートの上に置いて、クレイジーソルトを満遍なく振りかける。
ピチットシートにタコをピチッと密着させるように包めばOKです。ミニサイズのピチットシートなら2枚必要なところ、レギュラーサイズなので1枚で大丈夫。経済的ですね。
ホタテはキッチンペーパーで軽く水気を拭います。そして、ピチットシートの上に並べる。2パック分なので、量が多くなってしまいました。
こちらもクレイジーソルトを振りかけます。
上からもう一枚ピチットシートを被せて包みます。
タコ、ホタテの脱水作業開始。このまま冷蔵庫へ数時間から1日放置すると、生臭み成分が抜けて格段においしくなりますよ。
男のアウトドア料理に欠かせないクレイジーソルト。
脱水完了
さて、5時間後。生臭み成分をたっぷり吸ったピチットシートはブヨブヨ状態になっています。
いい感じに脱水されていますね。
浸透圧で余分な水分や生臭み成分が取り除かれています。
刺身ならこのまま食べれば絶品です。特に鯛・ヒラメの刺身は腰が抜けるほど旨くなる。一方、スモーク作りの場合は、さらに1時間ほど軽く表面を乾かせば下準備OKとなります。
ダンボールでスモーク
さて、ここからは外での作業となります。自宅の屋上へ移動しました。
欲張って6ピースチーズも用意したら、量がハンパねぇことに・・。金網に乗り切らないではないか!
ダンボールの側面に食材をフックに吊るす方法が書かれてあります。よし、タコは吊るすことにしよう。
下段用の穴に付属の金棒を挿して、これまた付属のフックを使ってタコを吊るします。安いダンボール製キットの割に、本当に良くできています。
金棒の上に金網を乗せる。
おおっ、何とか全て乗せることができました。
スモークウッドの取り出し窓にタコが見えています。いい感じですね。
スモークウッド
1回分のスモークウッドが付属しています。
スモークウッドは付属のアルミ皿に置いて、このように下部の取り出し窓から入れるようになっています。
スモークウッドの先端をガスコンロで燃やして火を付けます。そして、上からピートスモークパウダーを振りかける。
ピートスモークパウダーはなくても構いませんが、色と風味をアップしてくれるのでオススメです。途中で消えないように、金網の上に乗せました。
蓋をして、このまま2時間ほど放置プレイ。
スモーク用温度計
スモーカー用温度計。数百円で買えますので、内部温度を確認するためにもあったほうが良いと思います。
ダンボール箱の側面の穴に突き刺して、内部温度を測ります。
温度の変化
気温が高いので、開始早々すぐに40度に達しました。
30分ほどで50度に到達。
さらに30分後には60度になりました。
開始から2時間経過。まだ煙が出ていますが、もう充分です。これにて終了。
スモーク完了
旨そう〜!今すぐにかぶりつきたいのを我慢します。
粗熱が取れるまで、しばらく放置。このままでも充分においしいのですが、もう少し冷蔵庫で寝かせて味を落ち着かせることにしました。
まとめ
冷蔵庫に寝かせること数時間。贅沢なおつまみの完成です。
スーパーで買った安いベビーホタテが最高に旨い!
タコもヤバいですね。ピチットシートに包んだ状態でキャンプ場へ持っていけば、現地で最高のおつまみが作れますね。
煙はダンボールから少ししか漏れ出ないので、自宅のベランダでも気楽にチャレンジできますよ。ダンボールキットは雨に濡れない限り、何度でも使い回しが可能です。是非、一度試してみてください。